iDeCo、NISA、つみたてNISA、結局正解はどれ?

NISA

NISA、iDeCo、つみたてNISAについてどれから始めればいいか、何がお得かわからない人いますよね!今回は、投資初心者に向けた非課税制度をご紹介します!

NISA・つみたてNISA・iDeCo

まずは、NISAとつみたてNISAとiDeCoの違いについてまとめました。

 

 

つみたてNISA iDeCo NISA
最低投資金額 100円~ 5,000円~ 100円~
年間投資限度額 40万円 14万4,000円~81万6,000円

(※)職業によって上限金額が異なる

120万円
運用可能期間 最長20年間 60歳まで 最長5年間
投資対象商品 国が厳選した長期運用に向く

投資信託(ETF含む)

iDeCo用の投資信託、

預金、保険など

日本株、外国株、投資信託
資金の引き出し いつでも可 60歳まで原則不可 いつでも可
投資にかかる手間 なし(自動で積立) なし(自動で積立) 自身で購入・売却
非課税対象 運用益 運用益、掛金 運用益

それでは、それぞれの仕組みについて簡単に説明します。

NISAとは

NISAは、年間120万円まで最長5年間投資できる非課税制度です。

日本で最初に創設された非課税制度になります。NISAは、ある程度まとまった金額の投資ができるのでまとまった金額で投資したい方におすすめです。

つみたてNISAとは

つみたてNISAとは、年間40万円まで投資ができ、最長20年間投資ができる非課税制度です。

毎月少ない金額から投資ができるため、これから資産を形成する必要がある若い世代に特におすすめの非課税制度になります。

iDeCoとは

iDeCoは、職業によって毎月の上限掛け金は異なります。原則60歳になるまでお金はおろせません。

運用益はもちろん非課税ですが、一括で掛け金を受け取る際は退職所得に該当します。退職所得はかなり恵まれた税制になりますので受け取る際のメリットも非常に大きいです。

また、毎月の掛け金は所得控除の対象になりますので、毎年の所得税や住民税を減らす効果もあります。

非課税制度のメリット・デメリット

非課税制度のメリットは税金がかからないことです。

NISAやつみたてNISA、iDeCo以外の口座は利益に対して20.315%の税金がかかります。

例えば、100万円の利益が出た場合、203,150円の税金がかかり、重い負担です。

一方、NISAを始めとする非課税制度を利用すればこれらの税金はかかりません。

非課税制度のデメリットは、損失が出た場合、メリットがないことでしょうか。

課税口座の場合、繰越控除や損益通算ができますが、非課税制度の場合はこれらのメリットはありません。

損失が出てしまった場合メリットがないのは非課税制度のデメリットといえるでしょう。

非課税口座と特定口座、一般口座の違い

非課税口座と特定口座、一般口座の違いは、利益に対して税金がかからないことと、損失が出た場合、繰越控除や損益通算ができないことになります。

では、特定口座と一般口座にはどのような違いがあるのでしょうか。

特定口座は、金融機関が、投資家に代わって確定申告をしてくれますが、一般口座は確定申告をご自身で行わなければなりません。

ただし、一般口座の場合は年間に出た利益が20万円以下の場合確定申告する必要はありません。つまり利益が20万円以下の場合は一般口座の方がお得になります。

投資初心者の方はまずはつみたてNISAがおすすめ

日本には、様々な非課税口座がありますが、投資初心者の方はまずはつみたてNISAから始めてはいかがでしょうか?

つみたてNISAであれば毎月少ない金額から投資に回せるので無理なく投資ができます。

もちろん、できればiDeCoも併用していただきたいのですが、iDeCoの場合原則60歳になるまでお金を引き出すことができません。資金に余裕がないと行き詰まってしまう可能性があります。

投資初心者の方はまずはつみたてNISAから初めて、投資に慣れてきて余裕資金がある程度できた段階でiDeCoも併用するようにしましょう。

まとめ

今回は、NISA、つみたてNISA、IDeCoの3つの非課税制度について説明をしました。

それぞれの非課税制度には特徴がありますが、共通していえるのは、利益に対する税金がかからないということです。

投資をあまりしていない方にとって利益に対して税金はかからないと言うのはいまいちピンとこないかもしれませんがとてつもなく大きなメリットになります。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、非課税口座を利用し着実に資金を貯めていただければ幸いです。

 

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